今話題の化粧下地はコレ!

セラミドを使った手作りコスメでうるおいのある化粧下地に

    

保湿効果のある化粧下地を手作りするなら、セラミドを使ったコスメが最適です。

この成分は刺激から肌を守って水分を閉じ込める働きがあるので、乾燥肌や敏感肌に最適です。

肌を保護するセラミドを使った化粧下地

肌が乾燥しやすい状態になっていると、時間が経つにつれてファンデーションがヨレたり、粉を吹いたようになったりします。しっとり系のクリームファンデーションやみずみずしさのあるリキッドファンデーションを使うのも良いのですが、保湿効果の高いセラミドを使って化粧下地を手作りしてみましょう。

手作りコスメの良いところは、自分の肌に合わせて材料を選べることです。ミネラルパウダーを使って色を加えればナチュラルメイクにも使える化粧下地になるので、肌に負担をかけたくない時のメイクにも向いています。

手作りコスメの化粧下地なら必要のない成分を省けるので、特定の成分に対して刺激を感じてしまう方でも使いやすい化粧下地が完成します。ただ、温度が高い場所や直射日光が当たる場所に置いておくと、中身の成分が劣化して肌にダメージを与える可能性もあるため、保管場所には気を付ける必要があります。市販の物よりも取り扱いに注意しなければいけない部分はありますが、悩みの解消に役立つ成分を配合したり、好きな香りをつけたりできるので、自分好みの化粧下地が完成します。

肌が敏感になっていると、肌にやさしいと言われている天然由来の成分でも刺激を受けてしまうことがあります。特に植物由来の成分はアレルギー反応を起こす可能性もあるので、全て天然由来の材料で作ったとしても、完成後には念のためパッチテストをしてから使うようにしましょう。

刺激と乾燥から肌を守るセラミド

乾燥肌や敏感肌向けに作られたコスメでは、セラミドが配合してある物が多くあります。この成分は保湿を目的に使われているのですが、肌にとってどのような働きをしているのでしょうか。

セラミドは水分ではなく、脂質の仲間です。人の肌にも存在しているので、肌に負担をかけずに保湿ができます。肌の内部は皮下組織の上に真皮があり、その上に表皮があるという構造になっています。表皮はパイ生地のように何層にも分かれていて、一番上に肌を保護する皮膚膜があり、その下に角質層があります。皮脂膜と角質層は肌のバリア機能を維持するための大切な部分で、セラミドは角質層に存在しています。

角質層は肌の奥から押し上げられた細胞がレンガのように整列していて、その隙間をセラミドを含む細胞間脂質が埋めています。細胞間脂質は水分と脂質が交互に並んでいるため、水分が蒸発しにくい構造になっています。

しかし、細胞間脂質が不足してしまうと細胞間のスペースが大きくなってしまうので、外部からの刺激が肌の奥に伝わりやすい状態になります。さらに、その隙間から水分が逃げてしまうため、肌の乾燥が進んでますます刺激に弱くなる、といった悪循環に陥ってしまいます。

ですから、肌のバリア機能を高めるコスメを手作りするには、水分と一緒にセラミドを配合しておくと機能の回復に役立ちます。1日中肌に付いている化粧下地に入っていれば、保湿力を高める効果が期待できるので、手作りコスメの材料に加えてみましょう。

化粧下地に入れた時の効果とは?

セラミドは、細胞間脂質の大半を占めている成分です。ですから、この成分が少なくなってしまうと、肌が乾いてカサカサの状態になってしまいます。例えば、隙間なく積んであるレンガならゴミやホコリが外から侵入することはありませんが、どこかが欠けて隙間が空いていると、そこから異物が侵入してしまいます。

これは肌の構造も同じで、細胞の間がスカスカになっているとそこから異物が侵入してくるので、かゆみなどのアレルギー反応を起こしてしまいます。細胞同士がぴったりくっついていれば、かゆみを引き起こすアレルゲンの侵入を防げるため、肌の機能を正常に整える効果が期待できます。

また、セラミドはメラニンの生成を抑える効果もあります。肌の構造が乱れて異物が侵入しやすくなると、当然紫外線も肌の奥に届きやすい状態になります。すると細胞を守るためにメラノサイトが活発になり、メラニン色素が増えてしまいます。メラニンは紫外線だけでなく摩擦などの刺激でも増えるため、ダメージに弱くなった肌は、色素が沈着しやすくなっています。スカスカになっている肌は、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうので、生成したメラニンが排出できないまま肌に残ってしまい、シミやくすみが目立つようになります。

細胞間脂質によって肌の構造が保たれていれば、紫外線をブロックする力も高まるので、メラニンの生成を抑えられます。ターンオーバーのサイクルも安定するため、日焼けによりメラニンが生成されたとしても、スムーズな排出が期待できます。

手作りコスメで使う時の注意点

セラミドは種類が豊富な成分で、それぞれ肌に対して違う働きをします。以前は数字で区分されていましたが、表示方法が変わりアルファベットで表示されるようになりました。手作りコスメの材料では、使いやすいように肌に効果的なEOPやNP、APなどをブレンドした物があります。EOPは肌のバリア機能を高める、NPは水分を保つ、APは肌のターンオーバーを活性化する働きがあります。ちなみに旧表示では、EOPは1、NPは3、APは6IIになります。

化粧下地を手作りする時に注意したいのは、たくさん入れ過ぎないことです。保湿力を高めようとして欲張って入れてしまうとベタベタした感触になるので、メイクが崩れる原因になってしまいます。比較的刺激が少ない成分ですが、塗り過ぎてしまうと刺激を感じることがあるので、肌のためにも適量で使うことをおすすめします。

この成分はもともと脂質なのでとろみがあり、入れ過ぎると他の成分となじまないこともあるので、使用する際は全体の5~10%程度に抑えておきましょう。目安量が指定されている場合は、その量を守って化粧下地を作ると使い心地の良い手作りコスメになります。

水や油に溶けにくい性質があるので、相性が合わない成分と一緒に混ぜると分離してしまうことがあります。手作りコスメの材料の中には、細胞膜と同じリン脂質を使用してなじませやすく加工してある物もあるので、使いやすい物を選んで化粧下地を手作りしてみましょう。

保湿力の高い化粧下地でしっとり肌に

化粧下地にはファンデーションのフィット感を高めるだけでなく、肌を守る役割もあります。乾燥していると肌のキメが荒れてしまうので、ファンデーションのノリが悪くなり毛穴が目立ってしまいます。保湿力に優れたセラミドは、肌を乾燥から守りふっくらした状態に整える効果が期待できます。

手作りコスメは混ぜ合わせるだけで手軽にできるので、化粧下地を自分でアレンジしたい方は試してみましょう。始めは手作りコスメのレシピ通りに作ってみて、うまくいったら肌の悩みを解消してくれる成分を加えていくと、肌質に合った化粧下地に近づいていきます。セラミドのような保湿成分やビタミンなどの美肌成分を配合すれば、美容効果のある化粧下地が作れるので、メイクをしている間もスキンケアができる便利なアイテムになります。

セラミド入りの手作りコスメを作る時のポイントは、材料をきちんと計量して作ることです。適当に混ぜ合わせていても肌に合った化粧下地が完成するかもしれませんが、せっかく気に入った物が出来上がったとしても、レシピが分からないと同じ物を作るのは困難になります。ですから、アレンジを加える時は、どの位の量を入れて作ったのかメモしておくと、うまくいった時と同じ化粧下地が作れるようになります。

手作りコスメは早めに使用した方が良いのですが、防腐作用のある植物由来のオイルを加えれば多少長持ちします。ただ、セラミドは精油やエタノールとは合わないので、できれば一緒に使わないようにしましょう。